住宅ローン返済シミュレーションの使い方
住宅ローン返済シミュレーションは、借入額・金利・返済期間・返済方式を入力するだけで、毎月の返済額・総返済額・総利息・年次の返済予定表(償却表)を計算できるツールです。マイホーム購入時に「毎月いくら返すのか」「総額でいくら払うのか」「利息はどれだけ膨らむのか」を事前に把握することは、無理のない資金計画の第一歩です。元利均等返済と元金均等返済の両方に対応し、方式による総利息の差も確認できます。
このツールでできること
- 毎月の返済額の計算(元利均等/元金均等)
- 総返済額・総利息額の計算
- 年次返済予定表(償却表)の表示:年ごとの元金・利息・残高の推移
- 元利均等返済と元金均等返済の比較
- 金利・期間を変えた場合の返済額シミュレーション
計算の仕組み
元利均等返済の毎月返済額は「借入額 × 月利 ×(1+月利)返済回数 ÷((1+月利)返済回数 − 1)」で計算されます(ExcelのPMT関数と同じ式)。たとえば借入3,500万円・金利1.5%・35年(元利均等)なら、毎月の返済額は約10.7万円、総返済額は約4,500万円、総利息は約1,000万円となります。借入元金の3割近くを利息として支払う計算です。
元金均等返済は、毎月返済する元金を一定(借入額÷返済回数)にし、それに残高に応じた利息を上乗せする方式です。初回の返済額が最も大きく、元金が減るにつれて返済額も減っていきます。総利息は元利均等より少なくなりますが、当初の負担が重い点に注意が必要です。
計算式の詳細
元利均等の月返済額 = 借入額 × 月利 × (1+月利)^n ÷ ((1+月利)^n − 1)
元金均等の毎月元金 = 借入額 ÷ n(n=返済回数)
各月の利息 = その月の残高 × 月利
総利息 = 総返済額 − 借入元金
金利・期間別の返済額シミュレーション
借入3,500万円・元利均等の場合の、金利・期間による毎月返済額と総利息の目安です。
| 金利/期間 | 毎月返済額 | 総返済額 | 総利息 |
|---|---|---|---|
| 0.5% / 35年 | 約9.1万円 | 約3,816万円 | 約316万円 |
| 1.5% / 35年 | 約10.7万円 | 約4,501万円 | 約1,001万円 |
| 1.5% / 30年 | 約12.1万円 | 約4,349万円 | 約849万円 |
| 2.5% / 35年 | 約12.5万円 | 約5,255万円 | 約1,755万円 |
出典:当ツール計算エンジンによる試算(借入3,500万円・元利均等・固定金利)。
よくある質問
Q1. 元利均等と元金均等、どちらが得?
A. 総支払利息は元金均等の方が少なくなります。ただし元金均等は初回返済額が大きいため、家計に余裕があるかで選びます。返済計画の立てやすさを重視するなら元利均等が一般的です。
Q2. 返済期間は長い方が良い?
A. 期間が長いほど毎月返済額は下がりますが、総利息は増えます。無理のない月額に抑えつつ、繰上返済で期間を縮める戦略が有効です。効果は繰り上げ返済シミュレーターで確認できます。
Q3. 無理のない借入額の目安は?
A. 一般に年間返済額は年収の25%以内が安全圏とされます。年収から逆算した借入可能額は無理のない借入額の考え方を参照してください。
Q4. 変動金利のリスクは?
A. 本ツールは固定金利前提です。変動金利は将来の金利上昇で返済額が増えるリスクがあります。金利上昇の影響度は金利上昇インパクト試算が参考になります。