不動産投資分析ツール

物件の収支シミュレーションと投資判断を支援します

すぐに計算する ↓

購入諸費用シミュレーターの使い方

不動産購入諸費用シミュレーターは、物件価格・土地建物比率・借入金額などの基本情報を入力するだけで、購入時に必要となる各種諸費用を一括で概算計算できるツールです。不動産投資を始める際、物件価格だけに注目しがちですが、実際には物件価格の6〜8%程度の諸費用が別途必要になります。たとえば3,000万円の物件であれば180万〜240万円の諸費用がかかる計算です。このシミュレーターを使えば、自己資金をいくら準備すればよいかを具体的に把握できます。

このツールでできること

  • 不動産取得税の概算計算(土地:固定資産税評価額×3%、建物:住宅用3%/非住宅用4%)
  • 登録免許税の計算(所有権保存登記0.4%、所有権移転登記2%、抵当権設定登記0.4%)
  • 仲介手数料の上限額計算(売買価格×3%+6万円+消費税)
  • 売買契約書・ローン契約書の印紙税
  • 司法書士報酬、火災保険料、ローン事務手数料などの諸費用
  • 投資用物件と自己居住用物件の切り替えによる軽減税率の反映

計算の仕組み

不動産購入時の諸費用は、大きく「税金」「手数料」「保険・その他」の3カテゴリに分かれます。税金の中でも特に金額が大きいのが不動産取得税と登録免許税です。不動産取得税は、土地・建物それぞれの固定資産税評価額に税率を乗じて算出します。2027年3月31日までは土地の課税標準が評価額の1/2に軽減される特例措置が適用されています。登録免許税は、所有権の保存・移転登記と抵当権設定登記にそれぞれ異なる税率が適用されます。自己居住用の場合、一定の条件を満たせば所有権移転が0.3%、抵当権設定が0.1%に軽減されます。仲介手数料は宅地建物取引業法で上限が定められており、400万円超の物件では「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた金額が上限です。印紙税は契約金額に応じた税額表に基づき計算されます。

活用シーン

物件の購入検討段階で総投資額を正確に見積もる際に最も効果を発揮します。たとえば、2,500万円の中古アパートを融資2,000万円で購入する場合、頭金500万円に加えて150万〜200万円程度の諸費用が必要です。つまり自己資金は最低650万〜700万円を用意する必要があります。こうした資金計画を立てる際、概算ではなく費目ごとの内訳を把握できるため、金融機関との融資相談や収支シミュレーションの精度が大幅に向上します。また、投資用と自己居住用では軽減税率の適用が異なるため、物件の用途を切り替えて比較することで、税負担の違いも確認できます。

注意点

  • 固定資産税評価額は実勢価格の約70%が目安ですが、物件により異なります。正確な評価額は市区町村の固定資産課税台帳で確認してください
  • 不動産取得税の軽減措置(新築住宅の1,200万円控除など)は、適用条件が複雑なため本ツールでは簡易計算としています
  • 司法書士報酬や火災保険料は地域・物件によって大きく変動するため、概算値として参考にしてください
  • 消費税は建物部分のみに課税されます。個人間取引の場合は建物にも消費税がかからない場合があります
  • 実際の取引では、固定資産税の日割り精算や管理費等の精算金が別途発生する場合があります

主要諸費用の計算式

不動産取得税(土地) = 固定資産税評価額 × 1/2 × 3%(2027/3まで特例)
不動産取得税(建物・住宅) = 評価額 × 3%(非住宅は4%)
登録免許税(所有権移転・土地) = 評価額 × 1.5%(軽減税率)
登録免許税(所有権移転・建物) = 評価額 × 2.0%(自己居住軽減で0.3%)
抵当権設定登記 = 借入額 × 0.4%(自己居住軽減で0.1%)
仲介手数料上限(400万円超) = 売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税
印紙税(売買契約・1億円以下) = 1万〜3万円(金額帯ごと)

税率・軽減の根拠は国税庁・国土交通省・地方税法に基づきます。各特例の適用期限は2027年3月31日が一般的で、 延長・改正の動向は最新の国税庁サイトでご確認ください。

入力例とサンプル結果

条件物件価格諸費用概算
投資用区分・借入80%2,500万円約180-210万円(物件価格の7-8%)
自己居住中古戸建・借入90%4,500万円約280-330万円(軽減税率適用)
投資用1棟アパート・借入70%8,000万円約560-640万円(諸費用比7-8%)

よくある質問

Q1. 自己資金は物件価格の何%必要?
A. 諸費用6-8%+頭金10-20%で、最低15-25%程度が目安です。フルローン可能でも諸費用分は別途自己資金が必要です。

Q2. 投資用と自己居住用で諸費用は何が違う?
A. 不動産取得税の建物特例(新築1,200万円控除等)、登録免許税の軽減税率、住宅ローン控除の有無で諸費用+税負担の総額に大きな差が出ます。

Q3. 固定資産税評価額はどこで確認?
A. 売主・不動産仲介を通じて「固定資産税評価証明書」を取得します。市区町村役場でも本人取得が可能です。

Q4. 火災保険料はいくらかかる?
A. 木造30-50万円/10年、RC造15-25万円/10年が目安。地震保険を付帯する場合は追加で同等額が必要です。

Q5. 諸費用もローンに組み込める?
A. 一部金融機関の「諸費用ローン」「オーバーローン」で可能ですが、金利が0.5-1%上乗せされるケースが多く、DSCRが悪化する点に注意が必要です。

不動産購入諸費用シミュレーター

物件価格から購入時に必要な諸費用を概算します。

入力条件

万円
%
万円

諸費用内訳

仲介手数料¥1,056,000
不動産取得税¥525,000
登録免許税(所有権移転)¥357,000
登録免許税(抵当権設定)¥96,000
印紙税(売買契約)¥10,000
印紙税(ローン契約)¥10,000
司法書士費用(概算)¥150,000
火災保険(概算)¥100,000
合計¥2,304,000
物件価格に対する比率7.68%

より詳細な収支分析は投資分析ツールをご利用ください。

※ 本計算は概算です。固定資産税評価額は購入価格の70%で推計しています。実際の諸費用は物件や自治体により異なります。税制の詳細は税理士にご確認ください。

※ 中古住宅の不動産取得税控除(耐震基準適合住宅は築年数に応じた控除あり)は未考慮です